一般外科

牧孝将

福岡大学医学部卒業 日本外科学会専門医 日本外科学会認定医 

外科では消化器系の悪性・良性疾患の診療や外傷・熱傷の処置(湿潤療法)、難治性腹水に対する治療(改良型腹水濾過濃縮再静 KM-CART)、栄養療法による体質改善を行っています。

外傷・熱傷に対する湿潤療法

これまで、ケガやヤケドをすると、消毒しガーゼを当てて乾燥させる治療法が主流でした。 しかし、消毒液には正常な細胞を破壊する作用があります。 傷口に当てたガーゼは、浸出液(細胞が再生するために必要な成分が含まれています)を吸収し、創面を乾燥させるため、ガーゼを剥ぐときに、再生した細胞を傷つけ痛みが生じ、治るまでに時間がかかります。 湿潤療法とは、消毒しない、乾かさないことにより、身体が本来持っている自己治癒能力を最大限に活かし、痛くなく、早く、きれいに傷を治す治療法です。

改良型腹水濾過濃縮再静注法 KM-CART

がんや肝硬変の患者さんを悩ませる難治性の腹水は、腹部膨満や呼吸苦が生じ、日常生活が困難になります。腹水の中には水分と一緒に栄養分も大量に含まれていることから、腹水を抜くだけの治療は体力低下につながり、患者さんが苦しんでいても治療が難しいものでした。 また、従来の腹水濾過濃縮再生注法では合併症が多く、特にがん性腹水に対して治療を行う医療機関は少ないのが現状です。 当院が行っている改良型腹水濾過濃縮再静注法 KM-CART は腹水を全量回収・濾過濃縮することが可能で合併症も少なく患者さんのQOL(生活の質)を改善することができます。

栄養療法による体質改善

高タンパク質(低糖質)・良質な脂肪・十分量のビタミンやミネラルを摂取することにより体の不調を治す栄養療法です。 朝起きるのがつらい、学校や仕事に行けない、気分の浮き沈みが激しい、疲れやすい、なんとなく調子が悪い等の症状でお困りの方はご相談ください。(喫煙されている方は禁煙後の受診をお勧めします。

診療スケジュールは診療スケジュール表をご覧ください。